私には地方で一人暮らしをする74歳の父がいます。
そんな父には、コロナになってから一度も会えていません。一度も、です。
かれこれ2年半になりますね。
決して仲の良い親子ではないのですが、
一人暮らしをしている父の事は常に気にかけていて、
コロナ禍で気軽に会えなくなってしまったのをきっかけに「LINEで毎日『おはよう』のやり取りをする」というルールが作られました。
スタンプだけの簡素な日もあれば、
私は子供たちの写真をたまに送るなどして
軽い近況報告はしております。
その中で、何度か「遊びにこない?」というやりとりはしたのですが、やはり田舎暮らしの父にとって都会は怖いらしく、「コロナが落ち着いたらな」との返事。
そんなこんなで、会えずに気付けば2年半もの歳月がたっておりました。
連絡はとっている、と言えどもこんなにも会っていない期間が続くと、すごい老け込んでいそうで、会うのが怖い、という感情も芽生えてきてました。
人間は老いていくもの、ですが、親の老いを目の当たりにするのは、やはり辛いものです。
そこで、子供をダシにして、テレビ電話をしてみる事となり、2年半ぶりに父親の顔を拝むことができた、というわけです。
LINEでやりとりは毎日してるからこそ、電話する必要性がなく。
テレビ電話をする、事くらい容易い事なのに二の次三の次となって、こんなにも年月が経過してしまいました。
とはいえ。
父はものすごく幸せだと思います。
こうして気にかけてくれる存在がいるから。
世の中には、気にかけてくれる人がいない人もいます。
ましては、父の年代となればなおの事です。
ほんの些細な事でも連絡する事を当たり前にできる相手がいる、それは当たり前な事ではないのです。
『毎朝LINEをする』これをやりたいと言い出したのは、実は父からでした。
私の父は、『愛情』とは程遠い次元にいる人で、家族をなんだと思ってるんだ!と私も何度となく腹を立ててました。
そんな父が、不安になったからLINEをしたいと言い出した時はそれはそれは驚きでした。
年齢が父を変えたのか、
コロナ禍が父を変えたのか、
は分かりません。
そして、久々にテレビ電話で見たモニター越しの父はとても元気そうで、老いを感じる事はなく、孫たちと話を楽しそうにした後、「今度遊びに行こうかなぁ」とボヤいていました。
再会できる日、も近そうです。
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